【現地レポート】Nordisk Sales & Marketing Conference 2025

【現地レポート】Nordisk Sales & Marketing Conference 2025

5/14から3日間、デンマーク・Silkeborg(シルケボー)でNordiskメンバーが世界各地から一堂に会して前年度や商品についてなどを話し合うセールスミーティングが行われました。ノルディスクジャパンは、今年も参加しました。

デンマークはどのような国なのかというと、人口は600万人弱、主要産業は原油や風力に強みのあるエネルギ―、薬学で強みのある企業が多いため生命科学、国土の約6割が農業用地でありデンマーク国内で消費する食糧の約3倍の農業生産がある農業です。

そのため首都コペンハーゲンから本社があるシルケボーへ3~4時間かけて車で向かう際にも一面の菜の花やクリスマスツリーなどの農作物の畑などが多く見られました。

世界的に見ると国土面積や人口は小規模ながら、海外への貿易が多く行われている国です。

シルケボーにある本社は製紙工場をリノベーションして作られた建物です。社屋には商品やNordiskの理念であるNature is luxury を表現する写真などが飾られている空間となっており、会議室の名前もAsgardやMidgardをはじめとするコットンテントの名前です。

デンマーク本社のメンバーをはじめ、ドイツ・イタリア・中国などの様々なメンバー約60名が参加しセールスミーティングがスタート。各国の状況報告や新商品発表が行われました。日本での新商品の発表は楽しみにお待ちください!

ミーティングの間には、ビュッフェ形式をはじめとした食事があり、海外のメンバーとのざっくばらんにコミュニケーションをとることができました。

食事内容としては、デンマークのローカルフードであるライ麦パンにサーモンやエビ、ベーコン、野菜などをのせて食べるスモーブロー(オープンサンド)をはじめ、日本では馴染みのない様々な料理を食べました。日本ではメジャーではないライ麦パンですが素材の麦をしっかり味わえる面白い食べ物なので、食べたことのない方は是非トライしてみてください。私も帰国後ライ麦パンを探してスモーブローを作ろうと思います。

今回飲食した中でも印象に残っているものが、もう一つあり、ジンジャーショットというショウガでできたドリンクです。ジュースのような見た目で誤って一気飲みして苦しい思いをしている方もいらっしゃいました。これを一杯飲むと、かなり目が冴えます。

セールスミーティングではキャンプサイトへ移動しレクチャーを受けるセッションもありました。本社のメンバーから、テントや付属アイテム、アクセサリーの新商品について紹介されます。自然の中でどのような目的、どのように使うのかをグループで聞いてキャンプサイト内を回ります。

キャンプサイトの付近にはデンマークで一番高い山の一つがあり、その標高なんと147m。デンマークは国土がいたって平坦で、海沿いもほとんどが砂浜という日本とは全く異なる地形です。写真からもわかる通り展望台から見えるものにそびえたつものは一切なく、デンマークがいかに平坦な国かよくわかりました。また、5月のデンマークの気温は10~20度前後でとても過ごしやすい気候でアウトドアを楽しむ絶好のシーズンです。

更に、この時期のデンマークは日照時間が大変長いことも特徴です。

写真はシルケボーのまだ明るさが残る街並みですが既に夜の22時。遅い時間ですが、街にはランニングしている人もいました。シルケボー滞在最終日には早朝からカヌーも体験しましたが、老若男女様々な人がカヌーを楽しんでいました。冬は雨や雪が多く、日照時間も短くなり日の光を浴びられる機会が極端に少ない分、デンマークの人たちはこのベストシーズンに様々なアプローチで屋外の時間を作り自然と関わる時間を大事にしていると感じました。

セールスミーティング期間中の日没後は焚き火を囲んで食べ物やお酒を片手にひと時を過ごしました。筆者は今回、デンマーク独自の考えである「Hygge」(ヒュッゲ)とは何か?ということを学ぶべく、いろんな方に聞いて回りました。Sugar(デンマークは砂糖の消費量が世界有数の国)という声や、炎や暖炉で暖まりながらコーヒーやホットチョコレートを飲むことという声がある中で、友人や家族、同僚と一緒に過ごす、Hyggeは複数人で時間を共有することという声が印象的でした。Hyggeはリラックスに近い言葉ではありますが、まったく同じ意味ではなく今回色々な方に聞くことでデンマークのHyggeの考えを改めて理解できました。

今回のセールスミーティングを通して初めて訪問した北欧デンマーク。風土によって生み出された自然と関わる姿勢や、デンマーク独自の考えあるHyggeをNordiskの商品やイベントを通じて皆さんにも、引き続きお届したいと考えております。